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殴り書き人生。

ラビットがひたすら意味不明の事を言ってる、駄文日記。 一言突っ込みがありましたらコメントをどうぞ。

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優しい魔物


なんと少女は あの魔物であるのだという
何故魔物が 俺たちを傷つけて 涙を流すのだろう
理解出来なかった

生きて行く為には
生きて行く為には 仕様がないのに
少女は唯 涙を流して

「ごめんなさい…ごめんなさい…私は貴方を殺してしまった
 本当は 仲良くしたいの でも私の中に居る本能が…止められない
 傷つけるつもりも無いのに 私の牙が 貴方達を求めてしまう…
 どうしたらいい どうしたらいい… 苦しいの 淋しいの 悲しいの…」

わあわあと 抜け殻となっている俺を抱きしめた
痛かった
牙が俺を貫く時よりも ずっと何かが痛くて堪らなくなる
手の先が 塵の様に 空気に溶けていっている
それは 数字と記号の羅列だった
俺たちは 数字と記号で出来た 生命体なのだ
だから 「死ぬ」 時はこうして 唯の文字へと還る
人間が 死ねば土へと還って行く様に…
そして 何も無かった様に 消えて行くのだ それがルールだから…
涙が暖かく胸へと落ちる
じわりと広がって 何かが満ちた
ああ この暖かさを知っただけで 俺はもう十分

「泣 く な … 」

笑ってみせただろうか ずっと笑ってなかったから 上手く笑えたかどうか判らない
いいのだよ、と 有り難う と
そ う い   え      た    . . .......














死なないで。



何かが また集まりっていく感じがした
気がつけば また同じ風景を見ていた
不思議に思って 目を瞬かせ 手をぐっと握ったり開いたりしてみた
…生きてる? いや 生まれ変わってる?
それは自分の 新しい肉体であった
人が作ったもの故の 人が起こせる奇跡
俺のマスターは 俺にまた新しい肉体を 与えてくれたらしい
驚きつつ また目の前の少女を見つめた
泣き伏せた少女に 俺は声をかける

「おい」
「!!」

ばっと顔を上げて その少女は大きな目に涙を浮かせたまま
満月の様にまんまると見張らせた

「あ…」

そして その顔が次の瞬間 くしゃっと 笑顔に変わったのだ
あの笑顔を俺は 一生忘れる事は無いだろう

「よかった!よかった…!」

ドン!と ぶつかる様に抱きついて来て
俺はわあっ とひっくり返って居た
慣れない肉体を動かして ぽんぽん。と その頭を撫でて

「君の名前を教えてくれないか?」

嬉しそうに華やかに笑うと ソリア と小さく答えた
俺はこの子の笑顔を 護りたい と思った。
正しいとか間違ってるとか そんな事はどうでもよかった
突き動かされる様に 決意を折れた白刃に誓う






…それは決して叶わぬ願いであっても――…
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ラビット

  • Author:ラビット
  • 通称ラビット、ぼんやりクリエイター。
    無駄に個性派なキャラを作ったり、小説を書いたり、イラスト描いたり、日々忙しい。
    Rubbit Hutchのウェブマスター
    連載中の小説九条家の日常を書いている。

    Livly Island
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